華道の家元である池坊専好が、花を用いて豊臣秀吉を打ち負かしたという伝説をもとにした痛快時代劇。野村萬斎が大胆ないけばなで人々を驚かせる専好をユニークに好演。一方、秀吉役を市川猿之助が演じ、狂言師VS歌舞伎役者という伝統芸能の第一人者同士の顔あわせとなった。劇中に登場する200瓶を超えるいけばなにも注目。
監督:篠原哲雄
出演:野村萬斎、四代目市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、吉田栄作、竹下景子
花戦さ (2017)のあらすじ
いけばなの名手・専好(野村萬斎)は、信長(中井貴一)の前で披露したいけばなが話題となり、一躍、時の人となる。それから十数年。秀吉(四代目市川猿之助)とその茶番となった利休(佐藤浩市)と再会。利休とは美を追い求める者同士として友情を深めていく。ところが、天下を取った秀吉は、意に沿わない者を死に追いやり、利休も手にかけたため、専好は秀吉に“花”で戦いを挑もうとする。
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