極道戦争 武闘派 (1991)

九州を舞台に、激しいヤクザ同志の抗争に身を投じたふたりの男の姿を描くバイオレンス・ドラマ。脚本は、大津一瑯が執筆。監督は、中島貞夫。撮影は、仙元誠三がそれぞれ担当。

出演:中井貴一、松山千春、増田恵子、永島瑛子、千葉真一、丹波哲郎、ジョニー大倉

極道戦争 武闘派 (1991)のあらすじ

九州全土を揺さぶった暴力抗争の真只中。その最前線を突っ走る若き野獣達。いつしかその若者達は“九州武闘派”と呼ばれるに至った。博多の縄張りをねらう後進の戦闘的組織・神崎会に属する沈着冷静な切れ者タイプの誠(中井貴一)と、怖い者知らずの戦闘派タイプの勝司(松山千春)。タイプは違うものの共に壱岐島から出て来た幼なじみ。二人には冴子(増田恵子)という女友達がおり、彼女もまたそんな二人の愛に揺れ動くのだった。

やがて神崎会は、博多を長く仕切ってきた城戸組と全面戦争を始める。報復に次ぐ報復の中でドロ沼化していく抗争。そんな折、神崎会会長が警察へ連行される途中で倒れてしまう。頭が倒れて突然弱気になった神崎会の幹部連中だったが、唯一、笠井組々長の笠井(千葉真一)だけが誠を励まし、猪突猛進型の勝司の身を心配していた。しかし笠井はかつて神崎会に潰された箕輪組の生き残り波多野(火野正平)に撃たれて悲壮な死を遂げる。そんな中で幹部の黒岩(西岡徳馬)の画策によって神崎会は城戸組と手打ちが決定。だが勝司は「親分を殺されて何が手打ちだ!」と、城戸(品川隆二)と黒岩が会食している所へマシンガンをぶち込む。それによって勝司は神崎会から絶縁状が出され、ヒットマンが飛ばされる。誠は、敵からも見方からも狙われる勝司を自らの手で殺ることを決意。そして悲しみのこもった誠の拳銃は、勝司めがけて発射されたのだった。

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